春の嵐 暴風に警戒

低気圧が日本海で急速に発達し、活発な寒冷前線が通過するため、北日本~西日本で風が非常に強まり、海上は大しけで「春の嵐」となるでしょう。
関東・東海地方は昼過ぎ~夕方にかけて、台風並みの横殴りの雨となる見込みです。
東北や北陸地方には暴風警報が発表されています。交通機関に影響が出る可能性がありますのでご注意ください。

(上) けさ6時の天気図

(上) けさ6時の天気図

(上) こんや21時の予想天気図

(上) こんや21時の予想天気図

【各地の最大瞬間風速】
富山県 泊 38.7m/s 南 (10:59)
石川県 金沢 37.5m/s 南南西 (11:41)
富山県 上市 36.3m/s 南南西 (08:15)

首都圏も台風並みの風 (気象庁アメダス 13:00)

首都圏も台風並みの風 (気象庁アメダス 13:00)

また、前線通過時には大気の状態が不安定になり激しい雨のおそれがあります。
活発な雨雲は東海甲信地方に移ってきていますが、落雷や突風にご注意下さい。

【最大1時間降水量】
高知県 安芸 60.0mm/h (08:24) [4月の1位の値を更新] 沖縄県 名護 51.5mm/h (05:21)
静岡県 清水 42.0mm/h (12:47)
静岡県 静岡 36.5mm/h (12:40)


なお、熊本地方の天気は回復に向かいますが、昨夜からの雨は最大40mm前後に達しています。これまでの雨で地盤が緩んでいますので、引き続き土砂災害にご注意ください。
また、避難生活でご心労も多いかと思いますが、今夜からあす朝にかけては再び10℃前後まで気温が下がりますので、体力の維持と体調管理にもご注意ください。

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ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。